BODYメンテナンス

花粉症の対策

肥満細胞から出される刺激物質は、2種類あります。ひとつはヒスタミンです。
ヒスタミンは 神経を刺激してかゆみとか、くしゃみ、鼻水を誘発します。
もうひとつは、ロイコトリエンと いい、神経を介さずに血管を直接刺激し、血流障害を起こさせる。そして鼻が詰まってくる。

体内にIgE抗体が増えると花粉症を発症するというよりも、鼻や目の粘膜にある肥満細胞のうち、上皮(表面部分)に肥満細胞が多い体質の人が発症し、感作(IgE抗体が産生された状態)されていても、症状が出ない人は上皮に肥満細胞がないのです。

花粉症はB細胞が一度抗原を記憶してしまうと、半永久的に抗体を産生するので放っておいて治るということは、ありません。もし、そのままにしていると、風邪をひくと蓄のう症や滲出性中耳炎になりやすく、また長年経過した場合ぜんそく発作が見られるようになります。それも花粉症の時期ではない季節に起きます。

★肥満細胞を増殖させる原因は、ディーゼルエンジンなどによる大気汚染と考えられています。体内にスギ花粉だけを注射してもなかなかIgE抗体は上がって来ませんが 、ディーゼルの排気ガスの粒子と一緒に入れると一気に10倍くらいに跳ね上がります。スギの多い地方よりも都会に花粉症が多いのはそのせいです。

●花粉症撃退の心得●

<鼻づまり・鼻水対策>
ミント系のガムや飴は結構お役にたちます。鼻筋に水をつけたり、濡れタオルでおおったり・・・ぬるま湯での鼻うがい(片方の鼻の穴から少しづつ吸い、口に下りて来たら吐き出す。これを両方の穴でおこなう)も慣れると気持ちいいらしい。  

<アロマテラピー>
アロマの力で鼻をスーーッと。ユーカリ・ペパーミントなどのオイルを数滴たらして匂いを嗅ぐ。お湯の入った洗面器にオイルを数滴たらして蒸気を顔にあてる。

<食生活を変える>
ビタミンやミネラルを豊富にとり、抵抗力・免疫力をつける。野菜や海草・豆類をたくさん食べよう。過熱したごぼう・イモなどの根菜は、内臓にもやさしい。

●例・・・ストレートティ・緑茶・小松菜・しめじ・ワカメ・ゴマ・シソ        
  (カルシウムは炎症を抑え、ビタミンCは体の抵抗力を増強させます )  

●こんな食べ物はひかえましょう・・・冷たい飲み物・生野菜・刺身。香辛料・タバコ・アルコールなど、粘膜を刺激するもの。肉や牛乳・卵・砂糖はアレルギー状態を悪化させる。

<生活>
規則正しい生活は自律神経を整えます。乾布摩擦や冷水シャワーで皮膚を鍛える。

★花粉症は、口呼吸が原因という説もあります。

●花粉症のタイプ●

<風寒性タイプ>体が冷え、体内が水分過剰ぎみ。             粘り気のない、無色透明の鼻水や痰。鼻・のど・目の粘膜は、あまり赤くならない。涙が出ることもあるが、さらさらとしており、目やにも少ない。  

<風熱性タイプ>体に熱がこもり、炎症が発生。               黄色くネバネバした鼻水や痰。鼻づまりもひどい。鼻・のど・目の粘膜は赤く腫れ、熱を感じ、かゆみや痛みを伴う。涙や目やにもネバネバしている。 

●花粉症の治療●

 薬物療法に使われる主なおクスリ

抗ヒスタミン剤
現在は眠くならないものが出ている。肥満細胞から出たヒスタミンの働きをブロック
抗アレルギー剤
ヒスタミン・ロイコトリエンの放出を抑制。季節の2週間前から飲み続けると効果的。上記のクスリと併用するとかなり症状を抑えることが出来ます。
局所ステロイド剤
鼻の中にステロイド剤を噴霧。鼻のかゆみやくしゃみの抑制。上皮の肥満細胞数を極端に抑えてるためムズムズ感がとれる。

 根本的な体質改善法

減感作療法
ごくごく薄くした抗原を約3年間に渡って皮内注射。体を抗原に慣らして行く免疫療法。ヨーロッパで盛んに行われている。

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